2014年11月30日

納得とあきらめ






20年たっても、
急性リンパ性白血病の早期再発は
予後が悪いとのこと。
移植すれば道は開けていたかもですが。
当時は一人娘だったからきょうだいもおらず
ドナー登録者も沢山いたわけでもなく。


今回、久しぶりに学会に行って
やっぱり仕方なかったんだと納得できました。

そして、私が20年前に外泊して次の日は輸血して
またお家に帰って・・・・

そうしながら、
自宅で看取ったお子さんの話を聴いて
そんなものなのか。
あまり20年前と変わらない小児の在宅ホスピスは
難しいんですね。


輸血がネックなのかな。
当時もそう言われて1日おきに自宅で過ごして
次の日は血小板輸血して、また自宅へ。

中心静脈栄養もわたしが看護師だったから
何の抵抗もなくできたのかな。


20年たっても変わらない。

あのときの私たちの経験は
何にも生きてないのか。

ちょっと悲しくなった。

小児の在宅ターミナルケア。
支えてくれる訪問看護や近所のお医者さんが
増えるといいな。

成人や高齢者だけでなく、
同じようにとまではいかなくても
もう少しこどもたちの在宅ホスピスケアも
考えてくれるようになれば。

ただただ祈るばかりです。


私が死んだら、
娘のほとんど残ってないわずかな骨を
私の骨壺にいれて
いつまでも娘といられるようにしてもらおっと。

息子にいつかきちんと頼んでおかなければ。












  
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Posted by わたげ at 21:38Comments(0)つぶやき

2014年11月27日

夢の中での再会





昨夜、去年亡くなった友人の夢をみました。


こんなにリアルな夢は初めて。




娘とも夢では会ったことは一度もありません。


不思議な感じがします。


長野県では、
夏のお盆前の南木曽町の土砂災害
秋の紅葉シーズンの御嶽山の噴火
冬のスキーシーズン前の白馬の地震

色んな自然災害がおきました。


何にもできない自分がいます。


亡くなって行った友人にも病院まで行きながら、
会うことができず戻ってきました。



すべてのことに色んな想いが渦巻いています。


  
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Posted by わたげ at 05:37Comments(0)つぶやき

2014年11月16日

人生の節目で振りかえざるをえないこと








20年前の昨日。

病名がわかり入院した。




七五三の日でした。


入院前日の14日

あわてて娘に着付けを自分でして
みんなで行った穂高神社。



襦袢の紐を結んでもらう娘が
思いっきりの笑顔でピースをする写真



背中を向けて紐を結んだときの思いが甦る。


もう次はないかもしれない



その通りになった



3歳の誕生日の1ヶ月後、


入院から11ヶ月と5日後




私たちとさよならをして


娘はこの世の使命を終えて


天に召された。



娘がこの世に生まれた意味


この世を離れた意味


娘の使命


私が娘の母である意味


私が母として行き続ける意味


私の使命



・・・・・・・



考え出すと禅問答のように
次々と溢れる問い。



この無言の問いと問答しながら、
生きぬいていくのが
私の使命かもしれない。



床の間にいる
お宮参りの掛け着で創った市松人形

天で生きる娘と
今を生きている息子



2014年、20年前を振り返って

感じるままの想いの書き留める






  
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Posted by わたげ at 08:22Comments(0)つぶやき

2014年11月13日

悲しみは真(まこと)の人生のはじまり





細谷亮太先生の『なみだ』という本を以前ご紹介しました。

その本にはさまれていた柳田邦男さんからのメッセージ。

『悲しみは真の人生のはじまり』
と題してのメッセージでした。



悲しみは人の心に他者への慈愛の彩りをそえ、
内面を豊かに耕してくれる。
だから悲しみの体験は真の人生の始まりなのだ、と。

そう、涙は新しい自分に生まれ変わる道しるべなのだ。


先週、突然自分の中で今までにはない、やり場のない悲しみを感じた。
急にスイッチが入り、あのときに、ひきもどされた。


20年目に入りもう大丈夫と思っていた矢先の心の揺れに自分自身がびっくりした。


また1からの歩み直しかもしれない。




この言葉を噛み締めて、




少しずつ少しずつ無理せず歩んで行こうと思う。



  
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Posted by わたげ at 10:26Comments(0)つぶやき

2014年11月05日

いのちの輝き





自分と向き合う時間は、
置かれた場所でやってくる。



ひとりの方のことばで姿勢や態度で。
いつもは気づかずにいた自分の感情が込みあげてくる。
自分でも予想もつかないし、予測ができないこと。


今回はいのちの輝きがキーワードだった。
以前も聴いたことば。


なのにとどうして今回だけこんなに
突き刺さってしまったのだろうか。


今を生きるいのち、過去を生きたいのち。
今は亡きいのちは、
魂も含まれていると考えれば
生き続けているのかもしれない。

でも、実際はぬくもりを感じることも
抱き締めることもできない。

そこにいのちを求めると苦しくなるし
自分が嫌な人間になってしまう。
わかっていても身体で反応する自分がいた。


これも生きている証拠。


いのちをどうとらえ、どう受け止め
これから先どう育んでいくは
自分自身が考えていくこと。


自分の人生は自分しか生きられない。


まだまだ、娘には逢えそうもない。






  
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Posted by わたげ at 07:44Comments(0)つぶやき