2011年01月17日

雪の日に・・・・・・

雪の日に・・・・・・




『新年明けましておめでとうございます。』
こんな時期に間の抜けたごあいさつですいません。
どちらかと言うと・・・・
『寒中お見舞い申し上げます。』
の方が適切なあいさつですね。

今日で阪神淡路大震災から16年を迎えます。
娘の入院中のベッドのテレビで見た高速道路の高架橋の倒壊の映像が思い出されます。
もう16年なのか、まだ16年なのかそれぞれの方々で思いは異なることでしょう。

娘が亡くなってから、今年で16年です。
私の場合は、まだ16年ですね。
3歳の娘で時が止まっています。
19歳になろうとする娘。
受験生になっていたであろう娘の姿。

一昨日と昨日はセンター試験でした。
生きていれば、あの雪の中センター試験に出かけ
私は心配しつつ送り出し、無事に帰ることを願っていたことでしょうね。

いろいろな人生のイベントがあるたびに、
自分の中にあるグリーフを見つめなければならない人生を
これからも送り続けることになると思います。


人は多かれ少なかれ、喪失を体験しながら生きていかなければなりません。
その喪失は、子どもを亡くしたから大きいとか物をなくしたことは小さいとか
大きいとか小さいとかの問題ではないように思います。
その人にとっての喪失に対しての想いは、その人にしかわからないことです。
でも、私の周りにいる人たちだけでなく私とは無関係な人たちの喪失体験にも
心を寄せられるような生き方をしたいと思います。

真っ白な雪の日にそんなことをふと思いました。

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Posted by わたげ at 10:04│Comments(0)
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