2013年09月07日
目には見えない大切なもの

当たり前に目の前に見たり確かめられるものは、
それがどんなに大切なものかが見えているだけに
本当の大切さがわかりにくいものです。
失って見てはじめて失ったものの大切さに気がつくものですね。
18年前、最後の唯一白血病細胞に効くかもしれない抗がん剤を投与しました。
それをやらなかったら、
その後どれだけ命があったのかはわかりません。
小さな身体にとっては大きな負担だったと思います。
最後はレントゲンに骨は映し出されないほどカルシウムが溶けだしました。
亡くなった後はほとんどの骨はなく、
唯一残ったのは大腿骨と紙のより薄い頭蓋骨だけ。
形あるものを殆ど私達のもとには残していかなかった(いけなかった)3歳の娘は
何を残して行ったのかと自問自答の日々でした。
今もその闘いは続いています。
あと何年生きることができるかわかりませんが、
気長に娘が残した目には見えない大切なものを見つけ続けていきたいと思います。
自然の中に身をおくと素直に生きていけるそんな気がします。

Posted by わたげ at 04:26│Comments(0)
│つぶやき